スプレッドシート関数一覧|やりたいことから逆引きで探す

スプレッドシート関数一覧|やりたいことから逆引きで探す

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Excel・Googleスプレッドシートの関数を、「やりたいこと」から逆引きで探せる一覧です。検索・集計・条件分岐・文字列処理・日付など目的別に整理し、各関数の詳しい使い方ページへ案内します。関数名が分かっている場合は、下部の索引からどうぞ。

この記事の使い方

「合計を出したい」「別のシートからデータを持ってきたい」——やりたいことは決まっているのに、どの関数を使えばいいか分からない。このページはそのための逆引き表です。

目的から関数を探して、詳しい使い方はリンク先で確認してください。関数名がすでに分かっている場合は、関数名から探すへ。


やりたいことから探す

別の表からデータを持ってくる

やりたいこと 使う関数
商品コードから商品名を引っぱる VLOOKUP
左方向にも検索したい/VLOOKUPで不便を感じる XLOOKUP
行と列の交差点の値を取り出す INDEX + MATCH
別のスプレッドシートファイルから読み込む IMPORTRANGE
横方向(行)に並んだ表から検索する HLOOKUP

VLOOKUPとXLOOKUPで迷ったら VLOOKUPとXLOOKUPの違い を先に読むと早いです。

条件で処理を分ける

やりたいこと 使う関数
条件によって表示を変える IF
条件が3つ以上ある IFS
エラーが出たときに別の値を出す IFERROR
1つの値を複数パターンで振り分ける SWITCH
複数条件を「かつ」で判定する AND
複数条件を「または」で判定する OR

合計・カウントする

やりたいこと 使う関数
単純に合計する SUM
条件に合うものだけ合計する SUMIF
条件が複数ある合計 SUMIFS
個数を数える COUNT / COUNTA
条件に合う個数を数える COUNTIF
条件が複数ある個数 COUNTIFS
平均を出す AVERAGE
条件に合うものだけ平均する AVERAGEIF
フィルタで隠れた行を除いて集計する SUBTOTAL

抽出・並べ替え・重複処理

やりたいこと 使う関数
条件に合う行だけ抜き出す FILTER
SQLのように集計・抽出する QUERY
並べ替えた結果を別の場所に出す SORT
重複を除いた一覧を作る UNIQUE
1つの数式を列全体に適用する ARRAYFORMULA
区切り文字で列を分割する SPLIT
複数列を1列にまとめる FLATTEN

重複まわりは 重複を削除・抽出する方法まとめ に用途別で整理してあります。

文字列を加工する

やりたいこと 使う関数
数値や日付の表示形式を変える TEXT
文字列をつなげる CONCATENATE
区切り文字を挟んでつなげる TEXTJOIN
左から/右から/途中から取り出す LEFT / RIGHT / MID
特定の文字を置き換える SUBSTITUTE
正規表現で抜き出す REGEXEXTRACT

日付を扱う

やりたいこと 使う関数
今日の日付を入れる TODAY
2つの日付の差を出す(年齢・勤続年数) DATEDIF
月末の日付を求める EOMONTH

参照を動的に変える

やりたいこと 使う関数
シート名を文字列で指定して参照する INDIRECT
基準セルからずらした範囲を参照する OFFSET

関数名から探す

A–F

AND / ARRAYFORMULA / AVERAGE / AVERAGEIF / CONCATENATE / COUNT / COUNTIF / COUNTIFS / DATEDIF / EOMONTH / FILTER / FLATTEN

H–O

HLOOKUP / IF / IFERROR / IFS / IMPORTRANGE / INDEX / INDIRECT / LEFT / MATCH / MID / OFFSET / OR

Q–Z

QUERY / REGEXEXTRACT / RIGHT / SORT / SPLIT / SUBSTITUTE / SUBTOTAL / SUM / SUMIF / SUMIFS / SWITCH / TEXT / TEXTJOIN / TODAY / UNIQUE / VLOOKUP / XLOOKUP


つまずいたときは


Excelとの違いについて

このサイトはGoogleスプレッドシートを基準に書いています。多くの関数はExcelと同じ書き方で動きますが、スプレッドシートにしかない関数(QUERY、ARRAYFORMULA、IMPORTRANGE、FLATTENなど)と、挙動が違う関数があります。各記事の「Excelとの違い」の項で個別に触れています。


目的別のまとめ記事

関数以外の機能


関数を覚える順番

関数は数百ありますが、実務で使うのは限られています。順番を決めて覚えると、早く戦力になります。

最初に覚えるべきは、集計の四つです。合計、件数、平均、条件付きの合計。これだけで日常の集計はほとんど回ります。ここでつまずくのは、合計が合わない、件数が合わないという場面です。原因は数値と文字列の食い違いか、空白の扱いです。この二つを理解しておくと、後で出てくる関数でも同じ問題に対処できます。

次が、条件分岐です。条件によって表示を変える関数と、条件が複数あるときの書き方。ここでは、上から順に評価されるという性質と、受け皿を必ず書くという習慣を身につけてください。

三番目が、検索です。別の表から値を引いてくる処理は、実務でもっとも頻繁に使います。列の挿入で壊れる問題と、型の不一致で見つからない問題。この二つを知っていれば、事故の大半は防げます。

四番目が、文字列の操作です。取り込んだデータを整形する処理です。前後の空白を落とす、区切りで分ける、必要な部分を取り出す。地味ですが、これができないと検索も集計も動きません。

五番目が、日付です。期間で絞る、月末を求める、営業日を数える。日付が内部的には数値であるという理解が土台になります。

ここまで押さえれば、実務の八割は書けます。その先は、必要になったときに調べれば足ります。


つまずいたときの切り分け方

数式が思ったとおりに動かないとき、当てずっぽうで書き換えるのは最悪の手です。原因を絞る手順を決めておくと、解決が早くなります。

最初に、エラーが出ているのか、値が違うのかを分けてください。エラーなら種類を読みます。種類ごとに原因はほぼ決まっています。値が違うだけなら、条件か範囲の問題です。

次に、数式を分解します。 入れ子になっている場合、内側の部分だけを別のセルに取り出して実行してください。どこまで正しく動いているかが分かります。検索と取り出しを組み合わせている数式なら、検索の部分だけを実行して、正しい位置が返っているかを確かめます。

三番目に、データを疑います。 見た目が同じでも、型が違う、空白が入っている、改行が混ざっている。文字数を数えれば、余計な文字の有無が分かります。表示の寄せ方で、数値か文字列かが分かります。

四番目に、範囲を確認します。 絶対参照が抜けていてコピーでずれていないか。範囲の開始行が揃っているか。

この四段階で、原因はほぼ特定できます。焦って書き換えるより、確実に早く終わります。


データの持ち方が結果を決める

関数の使い方より、データの持ち方のほうが重要です。持ち方が悪いと、どんなに関数を工夫しても限界があります。

原則は三つです。

同じ種類のデータは一枚のシートに縦に積む。 月ごとにシートを分けたり、支店ごとにファイルを分けたりすると、集計のたびに横断が必要になります。月や支店は列として持ってください。行数は増えますが、集計は条件付きの関数一つで済みます。

一つのセルには一つの情報だけを入れる。 住所を一つのセルにまとめると、都道府県で集計できません。氏名を一つにすると、姓だけで並べ替えられません。分けて持ち、必要なら連結して表示します。分けるのは後からでもできますが、手間がかかります。

見出しは一行だけにする。 二段の見出しや結合セルは、人が読むには分かりやすいのですが、集計や並べ替えの妨げになります。データのシートは一行見出し、見せるための表は別に作る。この分離ができると、両方の利点が得られます。

この三つを守るだけで、必要な関数の数が減り、数式も短くなります。


環境による違いを意識する

同じ表計算でも、環境によって使える関数が違います。ファイルを他人と共有するなら、この点を確認してから関数を選んでください。

新しい環境でしか使えない関数を含むファイルを古い環境で開くと、数式がエラーとして表示されます。相手が編集して保存すると、数式そのものが失われることもあります。

スプレッドシート特有の関数もあります。抽出や集計を一つの数式で書ける強力な関数がありますが、他の環境では動きません。

判断としては、そのファイルが開かれる可能性のあるすべての環境を基準にしてください。自分の環境で動くことと、配布先で動くことは別の話です。

社内で広く配布するファイルなら、どの環境でも動く書き方を選ぶ。自分だけが使うファイルなら、新しい関数の利点を活かす。この使い分けができると、無用なトラブルを避けられます。


このサイトの使い方

上の索引から、関数名で直接引けます。やりたいことが決まっているなら、目的別のカードから探してください。エラーが出ている場合は、エラーの種類から該当のページに進めます。

各ページには、書式、基本の使い方、実務での書き方、つまずきやすいところ、他の関数との使い分け、よくある質問を載せています。動く数式を写すだけでなく、なぜそう書くのかまで書いてあるのがこのサイトの方針です。

Excelとスプレッドシートで挙動が違う部分は、その都度明記しています。片方でしか使えない関数には、代替の方法も併記しています。

検索窓はページ上部にあります。関数名でも、症状でも引けます。


ExcelとGoogleスプレッドシートの違い

このサイトでは両方を扱っていますが、違いがある箇所は都度明記しています。全体的な傾向を整理しておくと、判断がしやすくなります。

基本の関数はほぼ共通です。 集計、条件分岐、検索、文字列操作、日付。日常的に使う関数は、どちらでも同じ名前で同じように動きます。書式も同じです。

スプレッドシート特有の関数があります。 別ファイルからの読み込み、正規表現を使う処理、複数の範囲を一列にまとめる処理、問い合わせ言語による集計。これらは他の環境では使えません。

新しい関数の対応時期が違います。 抽出、並べ替え、重複除去といった関数は、スプレッドシートのほうが早く使えるようになりました。Excelでも新しい版なら使えますが、古い環境では使えません。

配列の扱いに差があります。 一本の数式で列全体を処理する場合、スプレッドシートでは専用の指定が必要な場面があります。Excelの新しい版では、範囲を渡すだけで自動的に展開されます。

ファイルを行き来させる場合は注意が必要です。 片方でしか使えない関数を含むファイルを他方で開くと、数式がエラーになります。相手が保存すると数式が失われることもあります。

共有する相手の環境を確認してから関数を選ぶ。これが実務での原則です。


引き継ぐことを前提に作る

自分だけが使うファイルでも、いずれ誰かに渡す可能性があります。最初から引き継ぎを前提に作っておくと、後が楽になります。

シートの役割を明示してください。 各シートの上部に、何のためのシートかを一行書きます。生データ、整形、集計、表示。これだけで理解の速度が変わります。

数式の意図を残してください。 複雑な数式には、隣のセルか注釈で何をしているかを書きます。三か月後の自分にも役立ちます。

数字を数式に埋め込まないでください。 税率や基準値はセルに置き、参照します。変更のときに数式を触らずに済みます。

マスタを一箇所にまとめてください。 対応表や選択肢の一覧が散らばっていると、どこを直せばよいか分かりません。

検算の仕組みを入れてください。 件数の突き合わせ、合計の一致確認。数字がおかしくなったときに気づけます。

使っていない列やシートは削除してください。 残っていると、必要なものかどうか判断できません。削除に不安があるなら、非表示にして「不要」と明記します。

この六点を守ったファイルは、他人が受け取っても扱えます。逆に言えば、これらがないファイルは、作った本人しか触れないものになります。


目的別に次に読む

まず一つ覚えるなら。

  • XLOOKUP — 別表から値を取ってくる。VLOOKUPより壊れにくい
  • VLOOKUP — 古い環境でも動く定番。列番号の扱いに注意
  • IF — 条件で処理を分ける基本

集計でつまずいたら。

  • SUMIFS — 複数条件で合計する
  • COUNTIFS — 複数条件で数える
  • QUERY — 集計・抽出・並べ替えを一つの式で書く

エラーが出たら。

表そのものを作り直したくなったら。